入所のご挨拶

入所のご挨拶

2024年12月20日 未分類

皆様始めまして。私は弁護士の梶原諒平(かじはらりょうへい)といいます。
今年の7月から日野市民法律事務所で執務を開始しております。
地域の皆様のお役に立てるようにこれからも精進して参りますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

さて、私は山梨県出身ですので、今回の事務所ブログでは山梨に関するお話をしようと思います。
突然ですが皆様は山梨県に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?
一般的によくいわれるのは、富士山や武田信玄、最近だとゆるキャン△等が挙げられるかと思います。
では次に、「山梨のグルメといえば?」と聞かれたら、大抵の方はおそらく「ほうとう」を挙げられるのではないでしょうか。
確かにほうとうはとてもおいしいですし、山梨のグルメの中での知名度でいえばダントツでナンバーワンだと思います。
しかし、地元民である私は、あえてそのような世間の風潮に対して風穴をあけるべく、別の山梨グルメを紹介したいと思います。
それはズバリ、「吉田のうどん」です。
ここでいう「吉田」とは、山梨県富士吉田市のことを指します。つまり吉田のうどんとは、富士吉田市が発祥のうどんということになります。
私は、この吉田のうどんこそ、山梨県民にとっての真のソウルフードであると確信しております。

具体的な特徴としてなによりも特筆すべきなのはとてもコシのある麺です。これが常軌を逸したコシをしており、初めて吉田のうどんを食べた人が「麺をすすれない」、「まるでゴムを食べてるみたい」等という感想を述べるほどに麺が硬いです。おそらく日本の麺類史上でも一番の硬さなのではないでしょうか。食べていて顎が疲れます。
そして、この硬い麺と甘じょっぱいスープとの相性が抜群によいです。キャベツと馬肉のトッピングもうどんにしては珍しいですが、最高です。
私が地元に居たときは甲府市にも吉田のうどん屋さんが結構ありましたので、大学院の講義の合間によく通っておりました。なお、満腹状態で受けた午後の講義では意識を喪失していたことはいうまでもありません。
地元を離れた今でも、ふとした拍子に無性に食べたくなります。

そんなある日、都心のコンビニにたまたま立ち寄ったところ、吉田のうどんのカップ麺が出ていたことがありました。
まるで見知らぬ海外で偶然知人に出くわしたような感覚(私は海外に行ったことはありません)を覚え、思わず一人でカップ麺を大人買いして意気揚々と帰宅して食べてみましたが、全然コシが足りなくてがっかりしたのを覚えています。
推測するに、そもそもが個性が強烈な食べ物ですので、全国展開する際には少しマイルドな硬さに変更していたのかもしれません。
確かに万人受けする食べ物ではないかもしれません。吉田のうどんを初めて食べた知人からは、はっきりと「私は嫌いです」と臆面もなく言われたこともありました。
ですが、私はむしろそれでよいと思います。万人受けを狙うために尖っている部分をそぎ落として無難な食べ物になってしまっては、うどんではあっても「吉田のうどん」とはいえません。

山梨に行く機会がありましたら是非一度ご賞味ください(甲府にも名店はあります)。
お口に合うかは分かりませんが、少なくとも思い出には残ると思います。

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