←前のページ 次のページ→   2007年9月5日  

大人も「あそんでいいとも」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 星野 一人  ・・・・・・
 知人から依頼があり、品川区の戸越公園で行われた「あそんでいいとも!〜キッズワンダーランド〜」なる催しにスタッフの一人として参加しました。
 通称「あそキッズ」と呼ばれるこのイベントは、区内の児童センターで育った地域の中高生や近隣の学生らがボランティアで企画・運営を担い、子どもたちの自由な遊び場づくりの活動として毎年夏の終わりごろに行われています。今年で3回目となるそうです。
 水鉄砲で撃ち合いをする「ウォーターバトル」や風船アートなど、当日は多種多様なブースが出ました。私はトランポリンのブースを担当するように頼まれたので、組み立てや次々に跳んでいく子どもたちの見守り、最後のバラシなどをやりました。見ていると面白いもので、子どもたちは当然のこと、大人(親)たちまで「自分も跳びたい!」とばかりに小さい我が子を連れて列に並ぶというシーンがしばしば見られました。
 でも、これもねらいの一つ。大人たちも子どもと一緒に本気で遊んでもらおうという趣向です。特に父親が真剣になって遊ぶ姿はステキです。「子どもたちが遊びを知らない」と嘆く大人がいますが、当の大人自身が遊びきれていないというのが実情ですから、こういう場の存在は貴重です。
 ここの地域では児童センターなどが中心となって、親のみならず広く地域住民を意識した取り組みが行われています。街ぐるみで謎解きごっこのようなことをやったり、大人も子どもも入り混じったチームでスポーツイベントをやったりします。そうやってみんなが顔見知りになるので、ことさらに騒がなくても子どもも安心な街になっていくわけです。
 そして、こうした環境で育った中高生や社会人の若者が活動の担い手となって地域で活躍しています。この日もそうでしたが、小さい子どもたちにとっては憧れの存在になっているわけで、「自分もいつかは・・・」との思いを胸に抱きつつも、遊んでほしいのでしばしばお兄さんやお姉さんたちにちょっかいを出してしまいます。
 ひょっとすると、こういう形の緩やかな世代交代が地方自治の芽生えを促すのかもしれないなと思いました。地方自治の原点は「あそび」から…大人も子どもたちと一緒にめいっぱい遊ぼうではありませんか。

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