←前のページ 次のページ→   2004年4月1日  
「ちょっとしたサバイバル」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・西郷 重人・・・・・・
 ガスが止まった。
 我が家は、2階の部屋の暖房すべてをガスに頼っている。それが全部だめになった。1階のリビングだけがエアコンと併用しており辛うじて寒さをしのげる。
 ここで面白い現象がおきた。ふと気が付けば家族全員がみんなリビングに居るのである、いつまでも。
 普段、夜12時前後の時間帯はまず酒を飲んでいる私であるが、我が家の子供達がそれにつきあうはずもなく、また妻もとっとと寝室に消える。
 ところが私がいつもどおり飲んでいる時間になってもみんなそこいらにいるのである。理由は簡単、寒いからであるがそれでも何かいつもと違う雰囲気となりどことなく緊張も覚えるわけである。
 煮炊きが不自由であるが、これは何とかしのげた。問題は風呂である。子供達はそれこそ朝晩長時間シャワーを使う。これが出来ないことが大いなる不満であったようだ。しかしこれも湯冷めしない距離の所に銭湯があり、これで何とかなった。
 停電で一家中がロウソクの灯りの下に集った子供の頃のことなどを思い出して、私一人「たまには悪くないか」などと思うのであった。

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