←前のページ 次のページ→   2003年12月27日  
ヤヤヤとウーム
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・西郷 重人・・・・・・
 「何と平均年齢の高い駅であることか・・・」暫く佇んでいた私は心の中でつぶやいた。
 ハイキングと霊園参りの拠点となっている終着(始発)駅。圧倒ー的に年配者が多い。たまに制服姿の女子高生などが通るとこれはまず目がいくわけです、おじさんは、「砂漠に金」。
 そんな駅の並びにあるファーストフード店。待ち合わせのために入るといきなり「イラッシャイマセエー」から「コチラデオメシアガリデスカアー」とたたみかけられる。ヤヤヤ、マニュアル言葉だぞ。これだけで焦ってくるぞ、むむむ、何をたのめばいいのだ。
 それでも滞りなくコーヒーを獲得した私はカウンターでウスマズコーヒーを飲みながら文庫本を読んで時間待ちしていた。店員どうしの会話もきこえる。そこへまた新しい客が入ってきて「イラッシャイマセエー」・・・。場所柄、ここの客は年齢層が高く、私同様このての店には普段あまり行かないと思われる。案の定マニュアル言葉を矢継ぎ早に浴びせられておたおたしている。
 もう少し普通のやりとりが出来ないものか、私的な会話と異なるのは当たり前としても、何も声までハイトーンにならなくてもよろしいのでは、と思うのは私だけであろうか。
 砂糖でくるんだように丁寧語を使ってみせての押しつけがましさ、うーむ、不毛だなあ。 一見丁寧そうでいてその実自分が傷つかないための言葉としてマニュアル言葉があるんだなあとうそ寒く思ったのでありました。
 しかしである。仮にそうでない言葉でものを言われたとき、果たしてすんなりと聞けるのかとも思うわけで、ウーム難しいと唸ってしまったある日でした。

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