←前のページ 次のページ→   2005年4月1日  
●連載10
弁護士 木村 真実
●ネットワーク作り(文中の事件はまったくのフィクションです。)
今日は何の会議だったんですか?
家庭裁判所と少年事件についての打合せ。
この前は市内の学校関係者や保育園、保健師さん、児童相談所なんかの人の集まる会議だって言ってたでしょう?
先週は、弁護士会の委員会が霞ケ関と八王子であったしなあ。最近、子ども関係の会議ばっかり。
その前は地域の虐待防止の市民団体の講演会だし、いつ仕事してんですか? 例の事件の書面の締切、明日ですよ。Kさんが任せとけって言ったんですからね。
確かに。もうだいたいめどついてるから。今晩仕上げるって。
たのみますよ。そう言えば、弁護士会の子どもの権利の委員会の今年のテーマはネットワーク作りでしたよね。
うん。今まで弁護士会は弁護士会で研修会やったりしてきたけど、もっと地域で活動してる人と関係を作っていこうと思ってさあ。
たとえば、どんなところがあるんですか。
少年事件関係では裁判所や法律扶助協会、鑑別所。虐待関係では児童相談所、子ども家庭支援センター、保健所、市の保健師さん、母子相談員、女性センター。そのほか保育園や学校。多摩地域では、多くの民間団体が活動しているから、そういう人たちともつながっておきたいよねえ。
弁護士が相談を受けたときも紹介できますしねえ。具体的にはどうするんですか。
それぞれに声をかけて、話をする機会をもらうことかなあ。児童相談所や保健所、それから民間の団体なんか、法律的な話が聞きたいと思っていることが多いよね。それから、事件で関わったときに、たとえ対立する関係でも一生懸命やるってことも大切だよね。
虐待なんかでケース会議という言葉がありますよねえ。
関係者が集まっていろいろな角度からその子どものケースについて議論したりするやつね。
そういう場で弁護士としてきちんと話ができるようになりたいですね。
そうだね。そのためにも弁護士会でもっと勉強会なんかしたいよね。
その準備でもっと会議が増えるわけですね。

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