←前のページ 次のページ→   2004年7月1日  
●連載1(予告編)
弁護士 木村 真実
●子どもや屋の仕事
Yさん、Yさん、今忙しい?
忙しいって、さっきKさんに「明日までに」って頼まれた訴状作ってるんじゃ ないですか。
あっそうか。その忙しいなか悪いんだけどさ3分だけつきあってくれない?
Kさんの3分が3分で終わったためしはないけど・・・それで何ですか。
今度、H中学校で、弁護士の仕事について話すことになっじゃん。
あの、進路学習会ってやつでしょう。去年は僕がやくざと弁護士はどう違うか、について話しましたよ。
そうそう、中学生には受けたかも知れないけど、毎年そんなテーマやっている と、来年は呼んでもらえなくなっちゃうからさ、今年は弁護士が子どもと関わる 場面について話そうと思うわけ。
うーん、おもしろがってくれるかなあ。
それで、Yさんの知恵を借りたいんだけれど、弁護士が子どもに関わる場面っ てどんなものがあるかね。
何つっても、まずは少年事件(2)ですよね。この前Kさんとやった「僕やってない」(3)ってあれ、すごい情熱だったじゃな いですか。
終わった後飲んだ酒、うまかったもんなあ。あれだけで2時間は話せるね。
そりゃあ、Kさんは話したいだろうけど、中学生は他のことも聞きたいんじゃ ないすか。少年事件やってると、被害者も少年のことが多いですよね。
そうだよね。示談をお願いしに行くときなんか、むこうにも弁護士がついてな いとおかしいと思うときあるよね。
被害者の代理人(4)ですね。
それから、最近話題になっている子どもの虐待だって、子どもを助けるために 弁護士が裁判所で手続きをとったり、法的なアドバイスをする(5)ことがあるよね。
僕らのようにまちで弁護士をやっていると、虐待を疑われて子どもを取られそうだ、とか虐待をしてしまったとして捕まってしまった親とかの話(6)もありますよね。
学校に話しに行くんだけど、学校内でのいじめや体罰なんかで、学校と交渉したり、いじめた子と交渉したり(7)なんていうこともあったなあ。
ふだんやっている離婚のときの親権や面接交渉(8)だって子どもの立場でも考え るでしょう。
そういうのが外国籍の子ども(9)だと、それぞれ特殊性があるしね。
どうです。中学校で話せそうですか。
そうね、また少し考えて相談させてくれる?
いいですけど、その代わり、訴状も少しは手伝って下さいね。

(次回以降、(2)−(9)のような個別のテーマについて話していこうと思います。)


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