←前のページ 次のページ   2003年9月5日  
●新連載(いんたびゅー・よ・こ・く)
弁護士 山下 太郎
我々の事務所に,飯塚和夫という弁護士がいる。現在72歳だが,32歳の私などよりよほどタフに日々仕事に励んでいる。
 ある日,ふとしたことから,飯塚弁護士が弁護士になったいきさつについて,本人から聞く機会を得た。
 飯塚弁護士は,もともとは米軍立川基地で働く労働者であり,かつ全駐労青年部の活動家であった。そして,他の労働者とともに,米軍による「立川基地内において休憩時間中に米軍の許可なく組合活動の報告を行った」ことを理由とする労働者に対する5日間の出勤停止処分を裁判で争ったとのことであった(この事件の控訴審判決は「労働判例百選」という判例集にも収録された)。
 飯塚弁護士の話は,彼の,弁護士としての原点であるとともに,正義を貫くという,弁護士そのものの原点とも思われた。
 そこで今回から,1970年生まれの私の感想も交えながら,この飯塚弁護士の戦いについて連載することとする。

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